CodeMeterへの投資効果(ROI)

本記事では、Wibu-Systemsが提供するCodeMeterの保護・ライセンシングソリューションが、ユーザーのビジネスに与える影響について検証した結果をお伝えします。検証に際し弊社は、4社にそれぞれインタビューを行い、それをもとに、メリット(効果)とデメリット(費用)の比較、ROI(Return On Investment、投資利益率)に関する詳細な分析を実施しました。

まずソフトウェアビジネスにおける主要な課題として、ソフトウェアの不正コピー防止、非効率的なライセンシングモデルへの対応、知的財産(IP)保護、より柔軟かつ斬新な利用方法と価格設定などが挙げられました。

これら主要課題に対し、CodeMeterは、強力な暗号化技術、特別な保護用ハードウェア、アンチクラッキング技術により、IPを保護し、ソフトウェアライセンスのセキュリティを確保します。きめ細やかかつスマートなライセンシング制御、コード実行時の整合性保護、セキュアな更新メカニズムを備えます。

また保護技術は、ソフトウェアが元々もつ安全性水準に関係なく、ほぼすべてのソフトウェアに搭載することができ、適切なセキュリティレベルの実現が可能です。さらにバックオフィスに統合することで、プロセスの自動化が図られ、ユーザー個々の状況・要件に応じたカスタマイズができます。

ROIの算出

ROIは、ソフトウェア開発者やベンダーが、最新のライセンシングがもつ真の付加価値を把握する際に重要な指標となります。弊社では、インタビューから得られた数値と洞察をもとに算出しています。

初期投資の算出

私たちはまず、ライセンシングシステムを導入するうえで必要となる初期費用を算出することから始めました。画像1にあるように初期費用には、ソフトウェア自体(CodeMeter)のコストと、それをプログラムして既存のプロセスに統合する開発コストが含まれます。

また上記に加え通常業務では、ソフトウェアの販売単位ごとにCodeMeterライセンスコンテナを提供するための追加費用の発生が見込まれます。

一方、プラス面としては、不正コピーの減少やIP保護により収益が増加し、より多くの正規ライセンスの販売に役立っていることが分かりました(画像2より)。また、エンドユーザーのニーズに合わせた柔軟な価格設定も可能であることから、これにより新たな収益源が生まれることも期待できます。

導入後のランニングコスト削減においては、自動的にライセンスを展開する機能が有効です。またCodeMeterは、一貫性をもつソリューションを提供するため、管理者の労力を最小限に抑えることができ、結果的にサービスとサポートのコスト削減につながります。(詳しくは画像3を参照)

ユースケースごとの違い

では、ユースケース別に詳しく中身を見てみることにしましょう。私たちは、異なるユースケースをもつ4社にそれぞれインタビューを行いました。4社のうち2社は小規模の会社、1社は中規模の会社、そして最後の1社は大規模の会社です。1つ目の小規模の会社は、シミュレーションソフトウェアを販売し、コンピュータバウンドライセンス(CmActLicense)でライセンシングを行っています(表では「Small SW」と表記)。もう1つの小規模の会社では、USBドングルのようなハードウェアセキュアエレメント(CmDongle)を用いて、3Dプリントデータを保護しています(表では「Small HW」と表記)。3つ目の中規模の会社は、マシンエンジニアリングを専門とし、かつてパッケージ化した状態で販売していたマシンオペレーティングシステムを、ソフトウェア、ハードウェア、クラウドライセンスの組み合わせにより、モジュール式で販売し、収益化に結びつけました(表では「Medium」と表記)。最後の4つ目の大規模の会社では、人気あるERPソフトウェアを販売しています(表では「Large」と表記)。

費用と収益

私たちが調査した企業では、システムの立ち上げ・稼動までに、下記の表1にあるような初期費用を投じていたことが分かりました。

表2では、ライセンシングシステムにかかった運用コストの合計を示しています。ライセンシングソフトウェアを販売する場合、ライセンスコンテナが必要となります。コンテナの料金は、選択するライセンシングモデルに応じて異なります。単純に一律の金額とするか、エンドユーザーがソフトウェアにより得た収益を金額に反映させるか、ライセンスコンテナを購入するごとに料金を加算する形にするか、など様々です。またライセンスの作成・展開の自動化を希望するエンドユーザーは、CodeMeter License CentralとLicense Portalも併せて注文する場合もあり、時にはサポートが必要になることもあります。

CodeMeterのライセンシング技術を導入することで、各社は、特に不正コピーの削減(約15%)に成功し、収益を大幅に増加させたことが、表3からも分かります。

また表4では、CodeMeterのライセンシングソリューションが、既存の内部プロセスに統合したことで、コスト削減につながったことを示しています。特にライセンス作成とプロビジョニングの自動化は、運用コストの大幅な削減に貢献しています。

ROIの計算と分析結果

続いて、ROIを明らかにするための次のステップとして私たちは、CodeMeter導入からの最初の3年間を調べ、それらをランニングコストと比較しました。これにより、CodeMeterライセンスソリューションの運用から生じる、いわゆる売上高純利益率の増加が判明しました。

将来予測には、売上高純利益率の増加分に不確定なリスクとして、調整分20%を加え、現在価値の計算には、10%の内部収益率を使用しました。

このようにして費用に対する利益を比較すると、4社すべてのケースにおいて、ROIが大幅なプラスであることが分かります。

そして最終的にROIを計算した結果、4つの事例すべてにおいて、CodeMeterは非常に良い投資になったことが判明しました。初期費用は1年以内に回収され、収益が長期的にみて大幅に増加したことから、柔軟なソフトウェアライセンシングとセキュリティとの両立を図りたい企業にとって、CodeMeterは良い選択となると言えるのではないでしょうか。

収益増加のその先へ

Wibu-Systemsが提供するソフトウェアライセンシングソリューションのROIから、ライセンシングと保護を専門スタッフに任せることにより、経済的優位性を得られることがお分かりいただけたかと思います。そして、このようなシステムの付加価値は、単にソフトウェアの収益化を実現するだけではありません。企業は、より強固な競争優位性、ビジネスの健全性や持続可能性など、はるかに多くのものを得ることができます。

 

KEYnote 46 – Edition Fall/Winter 2023

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