CODESYS アプリケーションの保護とライセンシング

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現代の工場は、貴重な無形資産(製品設計/工程指示/管理/請求などに関する情報)が、複雑なネットワーク(例:通信回線、自動化システム、スマートコントローラ)を介して流れる、複雑な構造となっています。これを外部の脅威から守り、流れるデータを保護することは、工場経営者/産業機器メーカーにとって重要な課題です。そこで、現代的でスマートな工場を実現するソフトウェアの開発環境メーカーとして知られるCODESYS社と、Wibu-Systemsは提携しました。オンラインショップ同様の保護とインテリジェントなライセンシング機能を提供します。

CODESYSとは

CODESYSは、1994年にCODESYS Groupによって発表されて以来、産業用コントローラアプリケーションの開発者に人気があります。四半世紀以上の歴史をもつこのコントローラ開発システムは、国際標準規格IEC 61131-3に準拠した独立系開発スイートであり、PLC、PAC、その他さまざまなタイプ/メーカー/ベンダーのコントローラに対応しています。CODESYSのインターフェイスは、有名メーカーや産業用コントローラの専門メーカーのデバイスに組み込まれています。10万人以上のエンドユーザーが使用し、高度に自動化されたスマートな産業エコシステムを動かすアプリケーションを作成しています。

CODESYS Securityの詳細

CODESYSのプログラミング環境は無料で使用することができ、アクティブなランタイム実装を求める場合のみロイヤルティが発生します。これには、活発なCODESYS Forgeオープンソースプラットフォームからもわかるように、開発コミュニティの創造性に対する会社の信念が反映されています。しかし、CODESYSで作成されたコントローラアプリケーションは、知的財産と創意工夫の結晶であり、開発者は、リバースエンジニアリング/盗難/改ざんからの保護を望んでいるはずです。ここで登場するのがCODESYS Securityです。Wibu-SystemsのCodeMeterの保護/ライセンシング機能がCODESYSに加わります。

CODESYS Securityは、CODESYS環境に完全に統合されています。開発者は、強力な暗号化メカニズムでIP(知的財産)を保護し、巧みなライセンスベースのセキュリティオプションと使用制限により、稼働状況の制御が可能となります。署名付きアプリケーションと暗号化通信を管理する能力を備えており、現代の産業用セキュリティで欠けている部分をほぼ埋めることができます。この理由として、権限のない第三者による、産業用コントローラを経由した、機密性が高い重要データへのアクセス、そして現代のコネクテッドファクトリ環境において、これら重要機器の心臓部に位置するソフトウェアの改ざんを防ぐことが可能ということがあります。

CODESYSキー

CODESYS Securityは、ソフトウェアを支える、保護/ライセンシングソリューションです。そしてCODESYSキーは、そのハードウェアを補完するものです。これは、Wibu-Systemsで人気のあるCmDongleのセキュリティハードウェアの専用バージョンであり、最新の産業設備の過酷な環境にも耐えうる洗練かつ堅牢なドングルパッケージで、保護機能を備えています。また、スマートカードに対応した、暗号化パワーハウスとタフなライセンスコンテナとして、CODESYSキーは可搬性と高い汎用性を兼ね備え、質の高い(破られた経験は一度もない)保護/セキュリティを提供します。

ライセンシングとクリエイティブな収益化オプション

産業用オートメーション機器やコントローラのメーカーにとって、自社のIP(知的財産)の使用状況を監視する機能は、重要となります。信頼性が高く、改ざんの証拠となる使用量カウンター、または使用時間を記録するシステムクロックがあれば、誤用/不正を防ぐだけでなく、自社デバイスの新たなビジネスモデル(例:サブスクリプションモデル、ペイ・パー・ユーズモデル)を試すこともできます。つまり、今日のデジタル社会で活躍するために最新の産業用機器を必要とする小規模メーカーにとって、参入障壁が低くく、そしてデバイスメーカーにとっては、信頼性の高い収益システムが構築可能となります。

CODESYS Securityは、従来の永久ライセンスから、より柔軟で洗練された最新のオプション(例:フィーチャーオンデマンド(いつ/どこでも、エンドユーザーは工場設備の機能更新が可能))に至るまで、人気の高いCodeMeterシステムで提供されている、充実したライセンシングオプションでこれらすべてを可能にします。

デモ1:プロジェクトファイルをUSBドングルでアクセス制御する方法

デモ2:開発したアプリケーションをUSBドングルでアクセス制御する方法

デモ3:サードパーティが開発したライブラリをライセンス制御する方法

デモ4:開発するアプリケーションにAPIを実装してライセンス制御する方法

デモ5:開発するアプリケーションをライセンス保有者のみが復号できるようにする方法

デモ6:サードパーティ製アプリケーションをオンライン上で提供し、ライセンス認証してすぐに使用可能にする方法

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