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クラウドライセンスとは?メリットと注意点を解説

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クラウドライセンスとは?

様々なサービスがクラウドで運用されるようになりましたが、利用時のユーザー認証やライセンス認証もその一つです。クラウドライセンスとは、利用するアプリケーションソフトウェアのライセンスがドングルやPC内ではなく、クラウド上に管理されているライセンスのことを指します。このサービスは、主にアプリケーションソフトウェアが手元のPCやデバイスにインストールされている場合利用されます。

クラウドライセンスとライセンス形態の種類

SaaSは、アプリケーションソフトウェアがクラウド上にあるため、ID/パスワード等のログイン情報でユーザー認証が可能です。その一方で、ユーザーのローカルPCにインストールされているアプリケーションソフトウェアは、購入した機能や期間の要件を定義したライセンスファイルでアクセスを管理することが一般的です。従来よりライセンスファイルは、USBドングルに保存したり、PCのMACアドレスなどのハードウェア情報に紐付けたり、大人数で利用する場合はネットワークライセンスサーバーに格納されてきました。

クラウドライセンスは、ドングル、ローカルPC、やライセンスサーバではなく、クラウド上のライセンスを認証に使用し、手元のPCにインストールしたソフトウェアを使用するための仕組みです。

クラウドライセンスのメリットと注意点

クラウドライセンスの導入は、ISV(ソフトウェアベンダー)に数多くのメリットをもたらします。まず、サブスクリプションによるソフトウェアビジネスを容易に展開することが可能になります。ライセンス内容の更新はISVの管理下にあるクラウド上で実施するので、ユーザーごとに使用期間の延長や、解約時のライセンス無効化など、ユーザー側の手続きを必要とせず、即座に契約内容をライセンスに反映させることができます。また、ユーザーごとのライセンス使用状況を把握することが可能なため、使用頻度の高い法人ユーザーに対しライセンスの追加提案をしたり、逆にニーズはあっても使用頻度が低いので購入は割高と考える見込み客に対して使用時間に応じた従量課金のビジネスモデルを構築・提案することもできます。

ユーザー側のクラウドライセンスのメリットは、使用するPCや場所に縛られることなく、いつでも自分が契約しているライセンスを使用できます。

一方、クラウドライセンスを使用する上での注意点は、ユーザーのPCが常時インターネットに接続されている必要があるという点です。なぜなら、ユーザーのPCにインストールされているアプリケーションソフトウェアは、起動時や起動中は定期的にクラウド上のライセンスにアクセスし認証を行うためです(この頻度や確認の有無はISV側で設定可能)。また、クラウドの基盤技術にトラブルが発生すると、ユーザーはアプリケーションソフトウェアを一時的に利用できなくなる可能性があるため、クラウドサーバーの可用性、セキュリティ対策、データバックアップなどが考慮された信頼性の高いシステム運用が必要となります。

CodeMeterが提供するクラウドライセンス

Wibu-Systems のCodeMeterソリューションの1つであるCodeMeter Cloud (CmCloud) は、ISVが発行したユーザー向けライセンスを、Wibu-Systemsが運用するクラウドサーバーで安全に保管するサービスです。ユーザーごとにライセンスを割り当てることができるので、ISVは個々のユーザーが購入した製品形態(オプション構成や有効期限)に応じた適切なライセンスを提供することが可能です。また、ISVはライセンスの発行、内容確認や更新の手続きは常時行うことができます。

クラウドライセンスのライセンス管理

Web GUIベースのライセンス作成/発行/管理システムである、CodeMeter License Central を併用して使用すると、ユーザーに発行したライセンス内容はデータベースに残りますので、発行履歴を元に更新案内をしたり、ユーザーごとに保有ライセンスを把握することも可能です。また、CodeMeter License Central は、外部システムと連携するためのAPIも用意されているので、ISVはユーザーからの受注時に、ERPやCRMなどの業務システムからAPIによってライセンス発行を行う自動化フローを構築することもできます。

USBドングルやソフトライセンスからの拡張

CodeMeterは、従来よりUSBドングルや、ソフトウェアライセンスによるライセンス管理形態で世界中の数多くのISVに利用されております。すでにCodeMeterを自社ソフトウェアに適用されているISVは、CmCloudを導入するにあたり、アプリケーションソフトウェア側の追加の開発は何も発生しません。CmStick(USBドングル)やCmActLicense(ソフトウェアライセンス)に対応するアプリケーションソフトウェアは、そのままCmCloudによるライセンス管理に対応します。そのため、CmCloud形態でソフトウェアを購入したユーザ-が一時的にオフライン使用をしたい場合は、別途ドングルを購入することにより、クラウドもしくはドングルの双方で利用することも可能です。

一方、これからCodeMeterによるライセンス管理を始めるISVにとっては、自社のソフトウェアビジネスをドングル、ソフトウェアライセンス、クラウドライセンスのいずれでも提供可能となりますので、様々な顧客要求に応じたライセンス形態を提供することが可能です。

活用事例

大手3Dビジュアライズコンテンツ作成ツールのメーカであるD社は、すでに自社ソフトウェア製品をCodeMeterのUSBドングル、およびソフトウェアライセンスの形態で提供していましたが、2020年に新たなライナップとして、CodeMeterによるクラウドライセンス形態での販売を始めました。これを実際に使っているユーザーからは、「認証ファイルがインポート済みのネット接続PCだったら、何も考えずにツールを起動できて最高に便利。作業場PC、家PC、ラップトップで本当にちゃんと動いた。」との声があり、ユーザー側視点においても満足度が高いことが分かります。

よくある質問

Q1:ユーザーがISVから購入したアプリケーションソフトウェアを手元のPCではなく、自身で契約しているAzureやAWSのインスタンスにインストールした場合にもライセンス管理にCmCloudは使えますか?

A1:はい、使えます。物理的なドングルを接続できない仮想マシンでも適切なライセンス管理が可能です。

Q2:サブスクリプションのソフトウェア販売を検討しています。ユーザーの支払いが滞ったときにライセンスを一時的に使用できないように設定できますか?

A2:はい、できます。通常のドングルやソフトウェアライセンスはユーザーのPCにライセンスファイルが格納されているので、ユーザー側のアクティベーション手続きをしない限り、ライセンス内容の更新はできませんが、クラウドライセンスの場合は、ISVが管理しているクラウド内にライセンスファイルがあるので、ユーザーの手続きを介さずにISVはライセンス内容の更新をすることができます。

Q3:日本国内だけでなく海外展開も見据えていますが、CmCloudを利用した海外ユーザーへのクラウドライセンス提供は認められているのでしょうか?

A3:はい、技術的にもライセンス約款上も問題ありません。CodeMeterのアクティベーション用Webページや、ユーザー側CodeMeter関連GUIツールやポップアップメセージは、8カ国語に対応しており、ユーザーPCのWindows地域設定に応じて自動的に切り替わります。

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