エンタイトルメント管理のための包括的なソリューション

エンタイトルメントには、多くの意味があります。私たちは、年金や社会保障を受けることで、エンタイトルメント(権利)を実感したり、法的なエンタイトルメント(権利)の恩恵を感じたりすることができます。また仕事を休めば、その分、エンタイトルメント(休暇)を取ることも可能です。ここでは「エンタイトルメント」を、あるオブジェクトを前もって定義された方法で使うことができる権利のことを指すことにします。

2018年にリリースしたエンタイトルメント管理システム(SAP EMS)で、SAPは、さまざまな種類のオブジェクトに関するエンタイトルメントに対する、スケーラブルでクラウドベース、かつマルチクライアント対応のSaaSリポジトリの構築という野心的な目標を掲げました。これらのオブジェクトは通常、製品を指しますが、サービスも含まれます。SAP EMSは、オブジェクトに対するさまざまなエンタイトルメントについて透明性を確保し、これらのオブジェクトのライフサイクル全体を通じてこれらの権利がどのように処理されるかを自動化します。エンタイトルメントシステムは、詳細にカスタマイズされるに従い、処理が複雑になります。SAP EMSでは、特定のエンタイトルメントモデルを定義することができ、そのモデルに影響を与えるイベントがどのように処理されるかを詳細に指定することができます。またカスタムダッシュボードでは、オブジェクトのライフサイクルを通じてすべてのエンタイトルメント状態を追跡し、状態に応じた特定の通知/動作をすることができます。

オブジェクトの種類で最近増えているのが、知的財産権(IP)です。Wibu-Systemsは、この価値あるオブジェクトに対して、実績のあるCodeMeterテクノロジーをSAP EMSに追加し、技術的なエンタイトルメントと技術的な実施機能を強化しました。

技術的エンタイトルメントには、ユーザー側で実行する必要があるプロパティ(例:オブジェクトを使用する権利が失効する日付)が含まれています。この日付を過ぎた際には、ソフトウェアは、動作を停止し、エンタイトルメントの更新が必要であることをユーザーに通知する必要があります。もしくは、期限に達する前に、エンタイトルメントの更新を余裕をもってできるよう、ユーザーに通知することも可能です。これは技術的には、ソフトウェアがCodeMeter Protection Suiteで暗号化されているということです。つまり、手動で行う必要はなく、自動的に処理されます。その後、CodeMeter License Centralは、その処理が適切に行われていることを確認します。

サマリー:CodeMeterテクノロジーの統合により、知的財産オブジェクトを扱うSAP EMSを完璧に拡張することができます。

 

KEYnote 42 – Edition Fall 2021

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