KINESYS SOFTWARE(キネシス) - オランダ – オートメーション

CodeMeterと半導体工場用自動化ソフトウェアとのシームレスな統合により、完全なライセンスソリューションと不正なソフトウェアの使用に対する堅牢な保護が実現し、説明責任、柔軟性、透明性が確保されています。

CodeMeterは、KINESYSの半導体工場用自動化ソフトウェアの未来型ライセンスモデルを提供

ライセンス保護と収益の確保

課題

KINESYSソフトウェアは、IDMメーカーとOEMメーカーに、高度なウェーハとデバイスのトレーサビリティおよびプロセス管理のための世界レベルのソフトウェア製品とソリューションを提供します。 KINESYSは、SEMI標準に重点を置いた最先端のデータベーステクノロジーを提供します。 KINESYSの課題は、クライアントがバックエンド処理を失敗することなく容易に使用可能にすると同時に、変化する業界のニーズにより柔軟に対応できるライセンスモデルをサポートすることにありました。

解決

KINESYSは、Wibu-SystemsのCodeMeterを主力製品のAssembly Line Production Supervisor (ALPS)に統合しました。ALPSは、元来ウェーハマッピングアプリケーションとして開発されましたが、半導体工場で使用されるあらゆる種類の基板(ウェーハマップ、ストリップマップ、トレイマップなど)のマッピングと、半導体の組み立てや封止で使用される複数のプロセスによるデバイスの追跡を特徴としています。KINESYSの専門知識とWibu-Systemsのテクノロジーを組み合わせることで、ドングル上に精巧なソリューションを提供し、セキュリティとライセンスの説明責任と柔軟性を組み合わせ、エンドユーザーに対し透明性を実現しています。

結果

第一に、高い顧客満足度を得ています。CodeMeterのソフトウェアコンポーネントは、超高性能チップの大量生産における欠陥を特定して分離するプロセスにおいて、KINESYS ALPSソフトウェアとシームレスに統合されます。 セキュリティと機能は組み込まれており、エンドユーザーは見ることはできません。 KINESYSは、チップデザインと製造技術の絶え間ない進化に合わせ、より洗練されたライセンスモデルを維持しながらも、収益の流れを自動化および確保することが可能です。

KINESYS Softwareについて

KINESYSソフトウェアは、半導体業界のファクトリオートメーションアプリケーション向けのソフトウェア製品とサービスの独立系サプライヤーです。 非公開企業であるKINESYSは、半導体製造の「バックエンド」プロセスの自動化に焦点を当てており、インクレスアセンブリと単一デバイスの追跡を目的としたデータ管理と機器統合のための革新的なソフトウェア製品とエキスパートサポートサービスを提供しています。

Dave Huntley、創設者兼CEO
KINESYS Software

「KINESYSとWibu-Systemsは、最高の組み合わせであることが証明されています。信頼性の高い統合ライセンスソリューションの提供だけでなく、ソフトウェアの不正使用からのブロックもします。ソフトウェアの保護は必須ですが、それは製造における生産管理環境下で日常的に使用するのに不便であってはなりません。そのため、機能性と品質の両方にかなりの注意を払っています。Wibu-Systemsとのパートナーシップは、運用状況が顧客に対して完全に透過的であるため私たちは満足しています。さらに、このコラボレーションにより、SEMI規格や製造要件の増加に対応したより柔軟なライセンスモデルという点で、当社の製品の将来性を担保することです。」

Wibu-Systems と KINESYS

1992年以来、シリコンバレーとオランダを拠点とする企業であるKINESYSは、主要なチップメーカーが世界中の製造施設の主要プロセスを自動化できるようなソフトウェアを開発してきました。

イギリスのエレクトロニクスエンジニアであるDave Huntleyは、シリコンバレーの急速に成長するエレクトロニクス業界で必要とされる技術を持ち合わせていました。Huntleyは現在、バックエンド処理、およびウェーハ上の個々のチップのテストに注力しています。以前は、ユニットごとに行われ、ウェーハにインクを塗布して光学的に欠陥不良を検出していましたが、光学的認識は遅く、コストがかかり、回路の密度がますます高まるにつれて、インク汚染は許容可能な範囲を超えてしまいました。

「私たちのソリューションは、ウェーハ上の各要素にBINコードを使用し、ウェーハマップファイルをハードディスクに保存することでした」とHuntley氏は説明します。「このようにして、製品と製造プロセスに関する情報が取得され、データベースに追加されます。」もう1つの問題は、テストとアセンブリが、独自のデータ形式を使用する様々なタイプのマシンを備えた世界中のあらゆる場所で行われる可能性があるということでした。

この問題を解決するために、KINESYSはソフトウェアを一般的な形式に適合させて、テストとアセンブリ間でメッセージを送信し、その後生産機械に送信しました。「この読み取り可能なデータプロセスは光学的認識よりもはるかに高速であり、汚染の問題を排除します。」半導体業界団体のSEMIは業界標準の作成を支援し、Huntleyが自身の先駆的な研究に基づいてあらゆるタイプの基板(ウェーハ、ストリップ、トレイ)を標準化できるようにしました。

長年にわたり、KINESYSは業界のトレンドに関連するソフトウェアの開発を続けてきました。複数のチップは、医療、航空宇宙、自動車システムなど、チップの欠陥が許されない市場セクターで需要が高まっている様々なデバイスにパッケージ化されることがよくありました。デバイスはより軽薄短小となり、大量の半導体アセンブリは非常に高度な産業となりました。

今日、個々のチップのテストとトレースは重要なプロセスとなっています。Huntleyは次のように述べています。「マルチチップデバイスは、一番弱い部分があってこそのもので、故障したチップと並んで高価なチップを配置しないように、各チップの配置を追跡することが重要となります。高品質で完全に自動化されたプロセスがなければ、最終製品の浪費とリスクは避けられません。」

自動化プロセスに関連する非常に貴重な情報を保護するために、KINESYSは、海賊行為、リバースエンジニアリング、改ざん、およびサイバー攻撃に対する保護、ライセンス、およびセキュリティをWibu-Systemsの独自技術であるCodeMeterに託しています。各機器に同梱されているUSB タイプのCmStickには、暗号キーとライセンス情報が安全に保存されるスマートカードチップが組み込まれています。ドングルフォームファクターは、ハッキングに対抗した最も強力なセキュリティを提供し、ユーザーの介入なしにシステムを実行するためだけに存在しているため、侵襲的ではありません。

KINESYSは収益の流れを確立するために、Wibu-Systemsを使用して、ソフトウェアの使用の正確な記録から利益を得ます。エンドユーザーは、ソフトウェアが接続する個々の生産設備ごとにライセンス料を支払います。これは今も主要なライセンスモデルですが、エンドユーザーがより正確にコストを計算できるようになるため、Huntleyは、例えばデータ量やサブスクリプションなどの新しいライセンスモデルにも大きな期待を寄せています。

「現在では、マイクロチップ工場の設備投資総額にソフトウェアや機器のコストを割り当てることが一般的になっています。機器連動型ライセンスはこの考え方に沿っていますが、他のライセンスモデルによる柔軟な対応で、より正確な製造原価の計算が可能になり、エンドユーザーから高く評価されるものと期待しています。」
Dave Huntley,
創業者兼CEO、KINESYS Systems

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