Image Systems – スウェーデン – 画像解析

スウェーデンの動画解析のスペシャリストが、CodeMeterを採用

課題

革新的な動画解析ソフトウェアの開発を専門とするImage Systems社は、TEMA(Track Eye Motion Analysis)プラットフォームの発表に向け、製品ラインナップの一新を進めています。1983年にInnovative Vision社として設立されて以来、画像解析の分野でイノベーションを起こし続けてきた同社にとって、今回の決定は、独自のIP(知的財産)を保護する新しいテクノロジーを導入するチャンスであると同時に、テクノロジー・開発言語(C++からJavaへ)・販売チャネルのスムーズな移行が求められるという課題も含んでいます。

解決

Image Systems社は、ライセンシングとIP保護のソリューションとしてCodeMeterを採用しました。特に、新たにJavaで開発したTEMAプラットフォームのコードに対するAxProtector Javaによる暗号化・保護、リバースエンジニアリングや違法コピーに対する新たな保護レイヤーの追加といった機能が、CodeMeterを選択する決め手となりました。OEMパートナーやエンドユーザーの混乱を避けるため、CodeMeterの広範なセルフサービスと自動化機能により、エンドユーザーが必要なソフトウェア機能のライセンスを購入できるポータルを設け、ライセンスの作成・管理がすべてバックグラウンドで行われるようにしました。

結果

CodeMeterセキュリティへの転換は、2年にわたる新しいTEMAプラットフォームへの移行プロセス計画において、重要な意味をもちます。Image Systems社は、すでに自社テクノロジーの一部をJavaで実装しており、CodeMeterのJava保護機能のメリットを積極的に活用しています。一方、CodeMeter License Centralは、ソフトウェアの異なる販売チャネルを1つのライセンスポータルに統合することができ、その汎用性の高さが魅力です。Image Systems社は当初、ライセンシング用にハードウェアドングルを使用していましたが、現在では、画像分析ソフトウェアの購入・インストール・アクティベーション時の使いやすさを追求し、ライセンスのセキュアなオンライン配布・アクティベーションも導入しています。

Image Systems社について

Image Systems社は、1983年にスウェーデンのリンシェーピング大学からスピンオフしたInnovative Vision社として誕生し、アナログ時代から革新的な動画解析テクノロジーを生み出してきました。その独創的な技術は、現在もフィルムの修復や自動車の衝突実験など様々な分野で支持されています。新しいTEMAプラットフォームへの移行により、高解像度動画解析のさらなる進化が期待されます。

Christofer Boo, Product Manager, Image Systems Motion Analysis

「当社の製品開発チームは、概念実証(PoC)と実装の両段階におけるWibu-Systemsの技術サポートに非常に満足しています。」

Image Systems社:CodeMeterで保護された新しいソフトウェアプラットフォームへのスムーズな移行

Image Systems社は、高解像度動画解析技術の先駆者的存在であり、スウェーデンのVolvo社に自動車の衝突実験における画像のスキャンと処理の手段を提供し、アナログメディア業界では確固たる地位を確立しています。デジタル画像への移行は既に完了し、現在は全く新しいTEMA(Track Eye Motion Analysis)プラットフォームへの移行という、次の段階に進んでいます。

動画分析には、IPとイノベーションが必要不可欠です。それは、フィルムからアナログ画像をスキャン・キャプチャ・処理するために必要な複雑なハードウェアであっても、最近のデジタル動画における膨大なデータ処理の技術的手段でも変わりません。Image Systems社にとって、新たなTEMAプラットフォームへの移行は、ユーザーの支持が高いソフトウェアに必要なIP保護と最新の収益化機能を追加するきっかけとなりました。

同社は、大学のスピンオフ企業として長い歴史を持ち、メディアから自動車産業に至るまで幅広い顧客を抱え、直販やOEMパートナーを含む様々な販売チャネルがあります。そのため、顧客の混乱を最小限に抑えつつスムーズな移行が可能である、ライセンシングと保護のパートナーを探していました。

CodeMeter製品群のライセンシング・保護・セキュリティソリューションの性能と評判を知ったImage Systems社は、新しいTEMAプラットフォームのPoCに際しWibu-Systemsにコンタクトを取りました。ソフトウェアの開発言語が、C++からJavaへ移行していたため、AxProtector Javaによる暗号化およびライセンシング機能を考えると、Wibu-Systemsはパートナーに最適であることがわかりました。かつて、同社を取り巻く脅威はそれほど多くありませんでしたが、今日のネットワーク社会では、IPのリスクが非常に高まっています。従って、エンドユーザーに支障を来すことなく、元のソースコードを暗号化し、最適なセキュリティを確保できる点は、CodeMeterを選択する大きなポイントとなりました。

成功を収めた移行プロセス

Image Systems社は、新しい配布およびライセンス管理システムを慎重に導入するための十分な余裕を確保するため、移行に丸2年の期間を設けました。

当初はライセンスコンテナとしてハードウェアドングルを選択していましたが、後にソフトウェアベースのコンテナを導入し、オンライン配布プロセスを可能な限りエンドユーザーにとって無駄のないものにしました。CodeMeterは、保護されたライセンスの作成時に割り当てられる数種類のライセンスコンテナを一緒に利用できるので、Image Systems社は、追加投資をすることなく、この移行を実現することができました。

CodeMeter License Centralを使用して、直販・OEMパートナー経由、またはTEMAプラットフォームのフリーミアムバージョンからのアップグレード、これらいずれであっても、エンドユーザーが希望するソフトウェア機能に必要なライセンスを正しくアクティベートできるよう、ポータルを設定しました。重要な要素である利便性は、完全に自動化されたCodeMeterの幅広いセルフサービスによって実現されています。

CodeMeterは、Image Systems社のソフトウェアにおける大規模なユーザーベースが移行する際に、その使いやすさ、幅広いサポート、そして現場のエンドユーザーと会社の双方にとっての利便性を提供しています。

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