Wibu-SystemsがドイツのEmbedded World 2023に出展。 組み込みシステム向けのセキュリティと収益化ソリューションを紹介

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  • Wibu-Systems は、Embedded World OSADL (Open Source Automation Development ) のブース内に出展
  • 組み込みシステム用CodeMeter Embeddedをはじめ、CodeMeterの産業用途への適用ソリューションを紹介
  • 新ソリューションのCmReadyは、大容量記憶装置でのソフトウェア保護とライセンシングを実現し、Swissbit社のハイエンドな産業用SDカードと組み合わせて紹介予定

Wibu-Systemsは、Embedded World 2023において、大容量記憶装置向けの新しい保護・ライセンスソリューション「CmReady」を含む、組み込み、クラウド、認証技術を展示します。

組み込み技術の専門展示会である Embedded World が、21 周年を記念してニュルンベルクで開催されます。カールスルーエ市に本拠を置く、Wibu-Systems (ウイブシステムズ)は、OSADL との共同出展として 3 月 14 ~ 16 日に現地で展示を行い(ホール 4 / ブース 168)、専門である保護・ライセンス・セキュリティ技術の組み込み・クラウド・認証・大容量記憶装置への適用ソリューションを展示します。

Embedded World および関連のデジタルイベントは、多くの組み込み技術者やデジタル業界のエバンジェリストが集まります。今回の展示会では、OSADL(Open Source Automation Development Lab)のブースで、Wibu-Systems が組み込み業界向けに開発した技術の一部を紹介します。産業用製品におけるオープンソースソフトウェアのコンピテンスネットワークのブロンズメンバーとして、Wibu-Systems は、新しいデジタル産業の可能性を広げる最先端の専門家や企業の輪に加わることを目指しています。

CodeMeter Embeddedは、Wibu-Systemsが提供する組み込みシステム向けの製品です。産業用コントローラーのような典型的な組み込みシステムの限られたコンピューターとメモリリソースで動作するように設計されたCmEmbeddedは、CodeMeterの暗号化とライセンス機能を、よりコンパクトなパッケージにした専用ライブラリです。CodeMeter Embedded Core APIがコア機能を提供し、ソフトウェアまたはハードウェアコンテナ(CmDongle)でほとんどのライセンスモデルをサポートしています。そのため、CmEmbeddedは、組み込みソフトウェアのメーカーが、製品の保護、ライセンス、収益化に関して、頼りになるツールとなっており、マシン機能ごとに個別にライセンスを付与したり、サブスクリプションで販売するという商業的に魅力ある機能も備えています。さらにCodeMeter µEmbeddedは、CmActLicenseコンテナを使用してスリム化されています。

Embedded Worldの来場者には、業界関係者や産業オートメーションのエンジニアが多く、Wibu-Systems社の2つ目の展示であるCmCloudにも興味を持つことでしょう。クラウドベースのライセンスコンテナとライセンスシステムは、スマートでセキュアな産業用IT環境を実現するための新たなツールです。CmCloudは、ソフトウェアコンテナの機動性と汎用性、CmDongleと同等のセキュリティレベルを兼ね備えており、サービス技術者がいつでもどこでもライセンスにアクセスする必要がある現代のコネクテッドな産業にとって最適な選択といえます。さらに、CmCloudContainerは、CodeMeterのユニークな機能の1つであるCodeMovingによって、特に機密性の高いコードをライセンスコンテナ自体の安全な環境で実行することが可能です。

その他に、Wibu-Systemsのライセンシングテクノロジーの使いやすさとセキュリティをデジタル証明書の世界に持ち込んだソリューション、CodeMeter Certificate Vaultを展示します。証明書は、Wibu-Systemsのソフトウェア保護とライセンシングにおけるオリジナル製品と多くの共通点があり、主にその暗号的基盤やスマートで改ざんされない配布方法と管理プロセスが必要です。CodeMeter Certificate Vaultは、必要な鍵を安全なコンテナに格納し、PKCS#11準拠のトークンプロバイダとして機能します。最新のPKCS#11ライブラリのマルチスレッド機能により、特にAWS Greengrass Coreとスムーズに連携できることが大きな強みです。また、電子証明書を扱う上で煩雑になりがちな証明書の作成とロールアウトを簡略化することができます。さらに、OPC UAとの統合により、M2M通信における電子証明書の普及を促進し、安全で信頼性の高い、ユーザーフレンドリーな産業ネットワークの開発を支援することができます。

Embedded World出展におけるハイライトは、新製品のCmReadyTMの発表です。CodeMeterのエコシステムに全く新しく加わったCmReadyは、Wibu-Systemsの保護・ライセンス技術を大容量記憶装置に導入するもので、Swissbit社製のハイエンドSDカードやmicroSDカードに導入されます。Swissbit社のData Protection (DP) カードに搭載されたセキュリティ技術により、この新しいソリューションは、Wibu-Systemsの強力なハードウェアコンテナであるCmDongleが提供するセキュリティと膨大な暗号化能力、そしてよりスリムなソフトウェアコンテナのCmActLicenseの間の中間経路を打ち出すことになります。新しい CmReady ハードウェアは、USB インターフェースを持たないハードウェアのユーザーにとって、優れた携帯性と魅力に加え、ターゲットデバイスのデジタル指紋ではなく、物理カード自体にライセンスバインディングを簡単に実装することができます。

Wibu-Systems の 創業者 兼 CEO のオリバー・ウィンジェンリートは、このイベントの開催を心待ちにしています。「ITとOTが融合し、人間とデジタル体験が融合し、新しい社会が再構築される中、機械、エンドユーザー、そして各個人が自分のアイデンティティをコントロールできるようにするには、組み込みデバイス、クラウドコンピューティング、そして何よりもデジタル主権の役割が重要です。」

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