CodeMeter使用開始時の最初の設定

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FSB(Firm Security Box)の設定

CodeMeterをお選びいただきありがとうございます!簡単な手順に従って、貴社独自の ファームコード (FirmCode:企業番号)を使い始めましょう:

  • ライセンス更新ファイルを用いて、FSB(Firm Security Box:ファームセキュリティボックス)内のユニバーサルファームコードをアクティベート
  • ライセンスファイルのインポート
  • チケットを使用してFSBのライセンスをアクティベート

この作業を行うには、メールで送付される以下の3点が必要です。

  • ライセンス更新ファイル - *.WibuCmRaU
  • ライセンスファイル - CmFirm.wbc
  • チケット

前提条件

ライセンスの更新 ファイルを送信するには、FSBの役割が割り当てられたCmDongleからのライセンス要求が必要です。こちらのページの手順に進む前にライセンス要求ファイルをlicense(at)wibu.comまたは営業担当者に送信して頂く必要があります。手順は「WibuCmRaC ファイルの作成」に記載されています。

また、このドキュメントの最後にある用語集も読んでください。このドキュメントに記載されているさまざまな要素の目的と、それらがあなたに与える権利について説明しています。

作業手順

ユニバーサルファームコードのアクティベーション

以下の手順に従って、CodeMeter ToolkitからCmDongleをアクティブにして、ユニバーサルファームコードをFSBとして機能させます。

ライセンス更新ファイル(* .WibuCmRaU)をWibu-Systemsから受け取ったら、デスクトップに保存し、CodeMeter Control Centerにドラッグ&ドロップしてください。このファイルは、1回限り使用できます。

この手順を完了した後、デスクトップからライセンスの更新ファイルを削除して構いません。それ以降の使用目的は無く、2度目に使用することはできません。

CmFirm.wbcのインポート

同様にメールで送られたCmFirm-xxxxxxx.wbcの形式のライセンスファイルを次に使用します。「xxxxxxx」は、個々のファームコードに置き換えられます。使用しているPCを切り替える際に、このファイルが再び必要になります。

CmFirm.wbcファイルをインポートするには、一旦ファイルをデスクトップに保存してCodeMeter Control Centerにドラッグ&ドロップしてください。これにより、現在お使いのPCで、貴社の正式ファームコードにて、CodeMeter SDKのツールを使用できるようになりました。使用しているPCを変更する場合は、このファイル(手続き)が再び必要になります。

このファイルは、PCの安全な場所またはオフィス施設の安全な場所に保管してください。別のPCでFSBを使用する場合は、再度必要になります。

AxProtector や CmContainer のライセンスをアクティベート

AxProtectorやCmContainerをご購入頂いた場合は、送信されたメールにライセンスのチケットが含まれています。

これらのライセンスをFSBにアクティベーションするには、FSBをPCに接続した上で、https://license.wibu.com/portal の Codemeter License Portalへアクセスします。

  • チケットを入力し、「Next」をクリック
  • 「Activate Licenses」 をクリック

CodeMeter RuntimeまたはCodeMeter SDKがコンピューターにインストールされており、コンピューターでFSBが利用可能な場合、「Select CmContainer」 という見出しのボックスにFSBのシリアル番号が表示されます。コンピューターに複数のCmDongleが接続されている場合は、FSBを選択してください。

  • 「Activate Selected License Now」 をクリック

FSBがオフラインのPCに接続されている場合、または設定で直接プログラミングアクセスが許可されていない場合は、ファイルベースの更新を介してライセンスを転送できます。上記画面内右下の「File-based license transfer」をクリックして画面に表示される手順に従って進んで下さい。

ライセンスはFSBに格納されました。

用語集

ファームセキュリティボックス(Firm Security Box:FSB)

ファームセキュリティボックス(FSB)は、各ユーザ固有のファームコードを保持するマスタードングルを表します。FSBを使用すると、ファームコードに紐づいたライセンスの作成や、CodeMeter Protection Suiteとファームコードでソフトウェアを保護を行うことができます。FSBは安全な場所に保管してください。各ユーザ固有のファームコードを割り当てることにより、Wibu-Systemsは、ライセンスの作成および編集が可能なのは該当ユーザのみであることを確認します。

FSBは、これらのプロセスに必要な暗号化キーを保存します。これらのキーは、FSBが使用可能時に使用できます。ただし、これらは読み取られることはないため、コンピューターのメモリから取得することはできません。

ファームコードの利用に必要な数のFSBをWibu-Systemsに注文できます。その際に、次の2つのオプションがあります。

  • 標準FSB
  • 暗号化専用FSB

標準のFSBは、ライセンスの作成およびソフトウェアの暗号化が可能です。暗号化専用FSBは、ソフトウェアの暗号化のみ可能です。後者のオプションは、通常、日常的な配布および継続的な統合のためのビルドサーバーでの使用、または開発者がローカルで使用します。

標準FSBは通常CodeMeter License Centralに接続されており、ユーザーは直接アクセスできません。または、接続しているコンピューター、個々のコンピューター、または特定のユーザー/ユーザーグループにアクセスできるローカルコンピューターまたはネットワークで使用することもできます。本当に使用する必要があるユーザーまたはコンピューターのみが標準FSBにアクセスできるようにしてください。ネットワーク構成の詳細については、CodeMeterのマニュアルを参照してください。

CmFirm.wbc ファイル

ライセンスファイルは、FSBを使用する作業の2番目の要素として機能します。このライセンスファイルは、CodeMeter SDKでライセンスを作成(CodeMeter License EditorまたはCmBoxPgmなど)、またはCodeMeter Protection Suiteでのソフトウェア暗号化を行いたい全てのコンピューターにインポートする必要があります。

ネットワークでFSBを使用している場合、CmFirm.wbcファイルもネットワークサーバーにインポートする必要があります。

CmFirm.wbcファイルは、安全に保管してください。コンピューターを切り替える場合は、新しいコンピューターに再度インポートしてください。

CodeMeter License Centralを使用している場合、CmFirm.wbcファイルはWebminによってインポートされます。これを行うには、CodeMeter License Centralのインストール手順に従ってください。

チケット

CodeMeterのライセンスモデルには2つのオプションがあります。

  • ライセンス料は、使用状況に応じて請求
  • ライセンス料は、設定された年会費で請求

CodeMeterライセンスの新規注文ごとに、新しいチケットを受け取ります。チケットを使用すると、FSBからライセンスを返却し、後で別のFSBにライセンスを転送することもできます。

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